【ProTools布教 第一章】DTMerにはいっぺんでいいから「ProTools」を触ってみてほしい。
どうも、猛攻型ことねPです。
ちょいとそこのDTMerさん、これ触ったことあるかい?
どうも、猛攻型ことねPです。
ところで、レコーディングやMIXやPAとかの音響でない、作編曲とか耳コピをしたりしてるDTMerの方々に聞きたいんです。
Q:貴方は、「ProTools」を触ったことがありますか?
多分触ったことがなかったり、触ってもごく一部の工程でしか・・・って方が多いと思うんです。
個人の趣味のDTMだと相当敬遠されてる類のものだと思います。
ただちょっとお待ちなさいな。
それはもう古くてくたびれたイメージを持ち続けてるだけかもしれませんよ?
というわけで、ProToolsに魅入られてもう6年になる自分が、全力でProToolsをプレゼンしようと思った次第です。
ちなみに、自分は業界人でも音楽で食っているわけでもなく、ただの趣味で使っている人間です。
準備は良いですか?
準備できなくても始めます!!
※この記事は第一章です。初期導入手順などをまとめた第二章はこちら。
ProToolsに対するイメージってどんなの?
まず、貴方はProToolsに対してどんなイメージをお持ちですか?
- レコーディングスタジオ御用達
- 録音特化で作曲不得意
- 操作がなんか難しそう
- 操作系統が古い
- 触れたらカッコいいかも
- 独自プラグインとかがややこしい
ざっと思いつくだけでこのくらいですかね。
これらは、肯定できる部分もあれば、ひっくり返せる部分もあります。
「ほう、聞いてやろうじゃねえか」 と思ったそこの貴方、ぜひお付き合いいただければと思います。
ProToolsはそんなに特殊ではない
この一言で驚いた方、眉をひそめた方、「嘘つけー!!!」って叫んだ方、いると思います。
でもこれは紛れもない事実です。
実は数多のDAWの中でも、ProToolsって「ソフトウェア単体の」操作方法的には特殊じゃないんです。
ProToolsが特殊とされてる所以は、だいたい置いてある場所と、その時の環境構築でイメージが形成されてるんです。
だいたい放送局、レコスタ、映像制作の企業なんかでは、Mac Proと一緒に1セット数百万で環境を組んでるのが多数派を占めてます。
ごっつい機材がずらっと並んでるところにあるイメージですかね。
しかし、ProToolsというソフトウェア自体、単体で動きます。
しかも、眺めてみると大したことないんです。
まあ、代表格のDAWとちーとばかし比べてみようじゃないですか。
理由1. 他のDAWと割と一緒な部分が多い
作曲をされている方だとおそらくシェア的に大きいのはCubaseかFender Studio Pro(旧Studio One) だと思います。
他にもREAPERとかLogic Proとかありますね。
まあご愛用のDAWを開くなり思い浮かべつつ、ProToolsの画面見てみましょう。

パッと全体像見せられても混乱しますかい?
じゃ、ぐぐーっと、まずトラック周りを見ていきましょうか。

トラック名の下に、録音、入力モニター、ソロ、ミュート。
メーター飛んで横のスロット、自分の設定では、「インサート」と「センド」 になってます。
あと入出力と、「vol」とか書いてあるとこは音量とかパンとか変えられます。
ミキサーも見ていきましょう。

上からインサート、センド、入出力、オートメーション、グループ、パン、録音やらなんやら、フェーダー、名前。
そろそろ気づいた方もいらっしゃると思いますが、ダメ押しでもう一枚、上のほう行きましょう。
全体図とは配列を変えました。

一旦メーターより左っかわは無視として、メーターは小節|拍と時間。※サブカウンターを設定
グリッド・ナッジ幅ときて、なんかの同期ボタン(説明割愛)の隣に停止・再生・録音のボタン。
更に左で拍子とテンポも設定できますね。
これら主要操作部を見て、見比べたりしてみてください。
これ、普段使ってるDAWと結構近くないですか?
確かCubase・Fender Studioは下にありますね、このへん。
Abletonも確か右アサインながらこんな感じだったと思います。
てな感じで、巷で使われてるDAWとデザインやらなんやら違えど、結構似通ってる部分が多いんです。
DAW界でこの「トラックから作る」という操作性に真っ向から対立するのは、FL Studioくらいじゃないでしょうか。
まーー曲作りには不便な部分もあるにはあるんですが、それは後に回しましょう。
他のDAWとの 「共通項」を見ていただきたかったんですよ。
それでは次の理由に参りましょう。
理由2. 昔と違って気軽に買える・使える
ニコニコ動画黎明期、歌い手やりたいなって楽器店のWebサイトをよく覗いていました。
2000年代のProToolsがどんな形で売られていたか、よーーーーく覚えてます。
なんか変なドングルとか専用のインターフェイスと一緒に販売されていて、それが接続されてないと動きすらしない代物でした。
もしくは先程ちらっと言った数百万の大仰な機材をぶち込んで使うパターンぐらいでした。
ただ、その体制も2010年代の前半にはすでにPCと一般的なオーディオインターフェイスで動くようになっていました。
あとは価格の問題もありましたね。 「いくらデバイス紐づけが無いと言ったって、お高いんでしょう?」
いやいや、今は上から下までキッチリ揃ってるんですよこれが。
| グレード | Audioトラック | Instトラック | Auxトラック | ルーティングフォルダ | プラグイン数 | 機能差 | 価格(サブスク) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Intro | 8 | 8 | 4 | 4 | 40 | AAC非対応 | 無料 |
| Artist | 32 | 32 | 32 | 32 | 110+ | ここまでVUメーター等非搭載 | 年間15,290円 |
| Studio | 512 | 512 | 128 | 128 | 130+ | ビデオ、メーター、Dolby Atmos等一気に多機能に | 年間46,090円 |
※上から下までと言ったところ申し訳ないのですが、 最上位の「Ultimate」は割愛します。 サウンドハウスに置いてなかったんで。
かつてはUltimateと現在のStudioに位置する 通称「無印」 の2種類しかありませんでした。
あとはちょっと意味がわからないFirstとかいう無料版もありましたね。ガチで別枠でした。
現在は無料版も統合されて、ProToolsをインストールしたらそれ1つでIntroからUltimateまで対応できるようになっています。
あとIntroは対応トラック数メッチャ少ないんですが、外部プラグインが使えます。
例えばたまに無料配布してるプラグインが**ProToolsの独自規格であるAAXに対応してれば、インストールして使えます。 ** 例えばWavesとか、Plugin Allianceとか、Kiloheartsとか、使えます。
個人~小規模での開発のプラグインは運次第か、もしくは「Plugin Buddy」を噛ませると使えたりします。その分負荷はかかりますけどね。
正直、個人向けの実質最上位はStudioです。それでも持て余す人は持て余すかもしれません。
ちなみに自分はArtistを使っています。本当はStudioほしいんですけどね・・・
理由3. 操作性の融通が利くようになった
ごく最近、といっても2年くらいは経っているでしょうか。
それまでのProToolsは 「お前が俺に合わせろ」 と言わんばかりに、キーボードショートカットのカスタムができませんでした。
この頑固さは有名で、「ProToolsを使い慣れたせいで他のDAWや編集ソフトを手癖操作してえらいことになった」みたいな逆難民も存在します。 自分です。
それが、今は自由自在にカスタムが可能になりました。

個人的には基本操作はこれまでのキーアサインで慣れてるんですが、自由自在になった何よりの利点があります。
それは、 「使わない機能のキーアサイン消して、使うキーにねじ込む」 ってのが可能になった点です。
あと誤操作しやすいキーは消してしまうとか。
2019年ごろに触り始めたときは気にせずキーを覚えてましたが、ふと 「あれ、ない・・・?」 ってなったときの記憶が残っています。
他のDAWでは当たり前のこの機能ですが、これで勧めやすくなりました。
他の理由あれこれ
- Windows/macOS両対応。Windows版はクセがありますが・・・
- 年間サブスクを購入するとプラグインがついてくる
- 無料版でもKontakt8 Playerの音源が一通りついてくる
- コード入力支援は外部プラグイン付属
とまあ、色々理由を並べました。
それでも食指、伸びませんか?
じゃあ、次は「機能」、中でも結構知ると便利な機能を掘り下げていきます。
知られていない?ProToolsのMIDI「隠れ機能」
自分がProToolsに触り始めたのは7年前ですが、作曲の勉強を始めたのは2年前。 最初はCubaseでした。
しかし、「ProToolsのほうが手に馴染んでる」どころか
「ProTools以外のDAWだとニコチン切れのようなイライラを起こす」 レベルの末期だったので、久々に使ってみました。
さすればどうだろう、なんか知らない機能まで掘り出してしまって 「なんだ、使えるじゃん」 となり、そのまま現在に至ります。
その機能の一部を紹介しようと思います。
スケールに合わせたノート移動
これは耳コピだったり、思いついたメロディなんかを曲に展開するときに結構重宝したものです。
上部を見れば分かる通り、Cメジャーの状態です。 Win: Startキー Mac: Controlキー を押しながらキーボードの上下で・・・
※通常の上下→スケール合わせ の順で動かしてます
更に次の機能も組み合わせましょう。
複製+フォーカスビュー
今回はF#メジャーに合わせてます。
まず、
Win:Start+Alt
Mac:Control+option でこのスケールをかように複製しまして・・・

鍵盤の左上の「フォーカス」に設定なさるれば・・・

いやどうも言えぬは、乙な機能でござりましょう。
いや、わかってますよ、他のDAWではこのくらい簡単にできるって。
ただ、これを 「ProToolsでできる」ってのが個人的に最高なんです。
MIDIノートのトリミング・分割
Aで左側 Sで右側切り落とし Bで分割。 コードを切り刻んだり、メロディを弄ったりするのに便利です。

この機能、音声ファイルで使えるのは周知の事実。 ただ、MIDIノートでそのまま使えるのが結構衝撃でした。
個人的にハマった理由:レガシーなデザインが一周回って良い
小技の紹介はここまでとして、あとは個人的にハマった理由を。
貼ってあるスクショはダークモードを使っていますが・・・

こちらのほうが馴染み深い方もいらっしゃると思います。
確かダークモードの実装は2020年の秋か冬ごろだったと思うので、自分が出会う前は実装されていませんでした。
これを見て 「お、ええやん・・・」 ってなったのがきっかけです。
そして使い始めてからというもの、テレビにたまに映ったりYouTubeで使ってる人を見ると「おっ!」となったりしてましたね。
もう長い付き合いです。
おすすめのグレードと購入方法
さて、ProToolsのグレードの話はさっきしたんですが・・・ 表に書いていない 「月額」 と 「永続版」 ってのがあります。
ただ、個人的には、体験版(Ultimate30日) を試して気に入ったら、あとはお財布次第といったところです。
充実した付属プラグインやVUメーターなどを使いたかったり、その他機能(HEATとか色々)が気になる人、
あと 「トラックをいっぱい使う人」 は断然、「Studio」 をおすすめします。
とりあえず試しに・・・とか、Inner Circle(年額・永続限定のプラグイン特典)の中に気になるものがある等であれば 「Artist」 をひとまずバシバシ使って様子見がいいかもしれないです。
「歌ってみた」などをやる方で、ミックスは外注でお任せするパターンの場合、無料版のIntroでも工夫次第では足りると思います。
購入方法ですが、「年額サブスク」 がひとまずいいと思います。
あくまで私見ですが、永続版を購入しても、期限が切れたら過去バージョンが手元に残るだけで何だかな・・・って思っちゃいます。
あとはアカウント連携やクラウドサービスなんかもあって、脆弱性を突かれたらと思うと・・・
「所有」に拘って永続ライセンスを持っても、どうせ定期的にお金払って更新するし・・・
そう考えると、永続より年ごとに更新しちゃったほうがいいなと思う次第です。
ちなみに一番おすすめしないのは 「月額サブスク」 です。割高でお得感がカケラもないです。
ちなみに学生さんの場合、アカデミック版のStudioが15,290円なので、こっちを選んでおいて損はないと思います。
まとめ
さて、一般人目線でProToolsをプレゼンしてみましたが、少しはProToolsというソフトが身近に感じられましたか?
この記事を読んだら、
「システム要件」「コンピューター最適化マニュアル」に目を通して、体験版を使ってみてください。
もしかすると、これが新たな「出会い」になるかもしれませんよ。
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